先日、県立美術館のロダン展をみにいった折に立ち寄りました。
吉兆ときくだけで、かつては敷居が高いと、臆していましたが、すんなり入れるお年頃になって、しみじみ、よかったなぁとおもいました。
ビルの中ですが、和風のしつらえはかわらず、お床には鯉の滝登りのお軸がかけてありました。
八寸(いろいろな肴のもりあわせ)も、とってもうつくしくて。
時節柄の趣向をこらしたもので、わくわくしました。
お盆に緑・青・白のかさねの色目で、ひし形の和紙が敷いてあります。
菖蒲の葉をあしらって。
左奥のは、兜のお香合。手前のお皿は矢羽の形でした。
八橋に杜若の器もうつくしいです。
蓬豆腐には、爽やかな青紅葉があしらってありました。
椀物は、たけのこのしんじょ。(魚のすり身のふわふわです)
とてもよいお出汁がひいてありました。
焚き合わせは、青紅葉の器で。器もあつあつでした。
豆ご飯もほかほか。
わたしは、ちらしずしを。なかに、でんぶや、うすいレンコンなどいろいろおいしいものがはいっていました。
シーフードが食べられないことを注文時に伝えておくと、きちんと配慮してくださいました。ありがたいことです。
デザートは、シャンパン風味のいろいろ果物の寒天寄せ。
とっても爽やかな味でした。
お茶も適宜熱いものを差し替えてくださったりと、丁度よい頃合いで、適切なおもてなしをしていただきました。
季節感をダイレクトに感じることのできる、すてきな趣向で、大満足でした。
他の時期にも是非訪れてみたいです。
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